気象庁が台風の影響から期日前投票を呼び掛けていて、
へえ、こんなことあるんだなと思っていたら、なんてこった!
1人で1000万票ぐらいの価値があると言われる小林よしのりが
投票所へ!
小選挙区制は、投票率が激下がりしても、第一党が圧倒的な
議席数を獲得し、実際の投票数とは乖離した選挙結果が出る。
朝日新聞によると、前回・2014年の衆院選の投票率は、
戦後最低の52.66%だった。
この時の自民党の得票率は、小選挙区で24.49%、比例区で
16.99%にとどまったが、結果は「圧勝」だった。
高森先生がブログで「安倍1強」の方程式として、解説されて
いるけど、野党への票が分裂すると、それだけで野党は不利。
小選挙区の「罠」 https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jo73lmae5-14#_14
そこへ投票率の低さが加わると、ますます第一党の得票数と、
実際の投票数の差が大きく乖離してしまう。
戦後最低の得票率で、圧倒的な議席数を占有した首相に、
傲然と「国民の信を得た!」とふんぞり返らせてしまう可能性
がある。
解散権の乱用を疑問視して「積極的棄権」なんていう珍奇な
呼び掛けを行っている人がいて、
意味不明だなあと思って見ていたけど、やっぱり意味不明だ。
棄権するなら選挙に無関心でいればいいだけだし、
なにも人を誘ってまで叫ぶ意味がないと思う。
むしろ権力者から見れば、「棄権? してちょうだーい♪♪♪」
って感じだと思うけど・・・。
野党を育てる、野党の政治家を国会に送るという意味のほかに、
自分と完全にぴったり意見のあう野党ではなくとも、
与党への批判的意思を示す意味で票を投じる人だっているわけで。
その批判票の存在のほうが、勝者に緊張感を持たせるのだから、
権力乱用へのブレーキになるんじゃないのかな?
その緊張感を突き付けられないまま、暴走していった結果が、
いまでしょ。
関心あるなら、やっぱり投票って大事。